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江戸絵画から日本人の根底にある心を観る

昨日のブログで「日本人には、もともと空間を味わう感覚があったように思う」と書きました。

それに気づかせてくれたのは、今年(2019年)1月23日にNHKで放映された『江戸あばんぎゃるど 第二回「ガラスを脱いだ日本美術」』です。


※以下、写真はすべてお借りしています。

「ガラスを脱いだ日本美術」というのは、美術館のガラスケースから自然光の入る日本家屋に持ち出すということです。

 

私が最初に息を呑んだのは、土佐光起(江戸初期)の『吉野桜図屏風』を観たときです。

六曲一双の屏風を低い目線(畳に座っている目の高さ)で左から右にカメラが移動していくのですが、絵に書いた桜が浮き出てくるようなんです。

番組ではそれを「3Dのようだ」と表現していますが、まさしく!

これは、屏風を平面的に展示したり、真正面からだけ観ていたのでは感じられない感覚だと思います。

 

 

下記の写真は、番組でも取り上げられていた鶏頭図屏風(作者不詳:桃山時代)ですが、正面から見たときと、斜め横から見たときの違いが、少しですが感じられると思います(ガラス越しですけどね)。

 

そして、番組では、円山応挙(江戸中期~後期)の屏風を日本家屋に置き、朝から夜までの時間経過を撮影していました。

雨の朝の光、雨上がりの午後、そして夜のろうそくの灯り。。。

それぞれの光を受けとめて、屏風は変化していきます。

そこで、私は初めて知ったのです。

江戸(日本)絵画には、影が描かれていないということを。

 

西洋の絵画には、レンブラントやフェルメールのように、絵の中に光と影が描かれていることが多いように思います。

一瞬の情景がドラマティックに描かれていて、それはそれで素晴らしいのですが、私達はそれを「別の空間から見ている」という感覚です。

 

 

でも、番組内でも何度か言われていますが、江戸(日本)絵画は、

「見るのではなく、作品にかこまれ、作品の中に居る」という感覚なのだそうです。

だからこそ、絵画の中に影が書かれていません。

光は絵の中の一点から注ぐのではなく、時間とともに変化する外の光を受けて、絵のある空間そのものが変化していくからです。

つまり、私たちは昔から、絵を見て愛でるということよりも、空間そのものを味わい、感じるという文化を持っていたのかもしれないと思うのです。

 

 

そして、その感覚は、外界とゆるやかに繋がっていることからきているように思います。

西洋の家屋は、石造りで外界との境界が堅固です。

日本の家屋は、縁側で繋がっていたり、ふすまを開け放つことができたりして、外光や風が通り抜ける作りです。

徒然草の中で「家の作りやうは、夏をむねとすべし」と言っていることから、遮断することよりも、自然と共にあることを選んできたのかもしれません。

 

それは、動物の描き方にも関係してきます。

番組の中で言っているのですが、動物を描く時、「西洋は解剖図的だが、日本(東洋)では、動物に魂が宿っている」と。

確かに、江戸絵画に描かれた動物たちは、虎も、龍も、猿も、鶏も、ユーモアがあって、感情があふれているように感じます。

それぞれに、何かを感じ、何かを考えているように思えるのです。

それは、人間と動物との境界があいまいで、人と同じように動物にも魂があると思えるからではないでしょうか。

 

「見るのではなく、作品にかこまれ、作品の中に居る」というのは、

「見るのではなく、空間にかこまれ、空間の中に居る」という感覚に近い気がします。

自分と他者という二元の考え方ではなく、一体感を受け入れる一元の感覚。。。

実はその、一元の感覚こそが、潜在意識の感覚に近いと、私は思うのですけどね。

 

 

昭和は、西洋を真似て物質を作ってきた時代だったと思います。

平成は、西洋をベースにした上で、日本人としての心と向き合い、独自のものを作ろうとしてきた時代とも言えるのでは?

そして、新たに令和という時代が来ます。

そこでは、境界があいまいでも相手を尊重することができ、自分と他者という二元の考え方ではなく、一体感を受け入れる一元の感覚を取り戻した日本人の時代がやってくるのかもしれませんね。

素晴らしい江戸絵画にふれる(観る)ことで、そんな気がしました!

令和の時代が楽しみです!

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