人から批判されるのは嫌なことですよね。
私のクライアントさんで、今年、独自の施術で起業したＡさんがいらっしゃいます。
彼女は、お試しで施術を受けたＴ氏に「変化を感じない、わからない」と言われたのだそうです。
Ｔ氏は業界でも影響力のある人で、その批判を他の仲間にも話していたらしく、Ａさんはひどく気落ちしました。
それでも、さすがにＴ氏を責めたりはしません。
「自分の施術は感じられる人と感じられない人がいるから仕方がない」と思い、かつ、
『思考の現実化』を学んでいるので、これを潜在意識からのメッセージとして「もっと頑張ろう」と受け止めました。
ただ、私はＡさんからこの話を聞いたとき、違ったことを感じました。
まず、「自分の施術は感じられる人と感じられない人がいる」とＡさん自身が思い込んでいる点です。
確かに、目に見えないスピリチュアルな施術は、変化を感じない人もいると思いますが、自分自身がそう思っていたら（＝思考していたら）、その現実が起こり続けてしまいます。
つまり、Ａさんは自分の施術を信じきっていない、ということです。
施術が本当に未熟だとしたら、Ａさんの言うように潜在意識からのメッセージは「もっと頑張ろう」だったかもしれません。
でも、私は彼女がこれまで努力してきたこと、学んできたこと、経験してきたことを知っていました。
また、Ａさんが自分の気持ちよりも周りの気持ちを優先しがちということもわかっていたので、今は方向転換する時期として、『他人の意見よりも、自分の施術を信じることが大切』というメッセージと読み解きました。
そのことをＡさんに伝えると、確かに「変化を感じない」という人がいると、自分の施術を信じきることができない、と思っていらっしゃいました。
ただ、思考の現実化において、これは逆なんですよね。
『現実よりも思考が先』なので、
自分の施術を信じきることができると、その結果が現実化します。
例えば、私がまだセッションを始めて200件くらいの頃に起きた出来事があります。
パートナーの問題でセッションにいらっしゃったのですが、「彼を変えるには、自分が変わる必要がある」と話したことが納得できなかったらしく、最後にセッション代を机に叩きつけて帰った方がいらっしゃいました。
その時、私は「これも、その方にとって必要なセッションだった」と意識的に思いました。
耳の痛い話かもしれないけれど、何が必要かを伝えることができたので、「この先、別のカウンセリングを受けたり、気づきがあったときに今日の話を思い出してもらえるかもしれない」と考えたからです。
そして、２か月ほど後、その方はセミナーを受講にいらっしゃいました。
セッションのときに話したことが現実に起きてしまい、本気で自分が変わる必要があると気づかれたからです。
Ａさんの場合も「変化を感じない」と言うお客様がいた場合、返金するなどの対応は必要かもしれませんが、Ａさん自身の中では「感じないかもしれないけど、必ず変化している」と捉えて良いんですよね。
そう思考することが、未来の現実につながります。
※別のブレーキがあればその解除も必要ですが。。。
その後、Ａさんの快進撃が始まりました。
お試しでしたセッションも「あまりに良かったからお支払いします」と言われたり、
継続セッションにつながったりと施術の精度が変わりました。
人から批判されることが多い人は、
ひとつは「自分が人を批判している場合」です。
これは、口に出さず心の中でしている批判（無意識）も同じことで、「批判されるー批判する」の型（思考パターン）を持っているということになります。
実は、批判というのは「自分（過去）の正しさ」があるからしてしまうんですよね。
そういう意味では、「自分（過去）の正しさ」を手放す時期と言えます。
もうひとつは、Ａさんのように周囲の言葉を意識するあまり、自分で自分を信じきれないときです。
理不尽に批判される場合は、努力し、学び、頑張ってきた自分を自分が認めてあげると良いと思います。
「誰が何と言おうと、私、頑張ってるよね！ 努力してるよね！」
と自分に言ってあげましょう＼（^o^）／
それでも批判が続くようなら、前出の「過去の正しさ」に向かって頑張っているからと思われるので、方向性の見直しが必要です。
私も批判されるの、すごく嫌なんです（^^;>
でも、それが潜在意識からのメッセージだとしたら、次のステップへ進むためのものと思えますよね。
そう思って、ちょっとビクビクしながらもチャレンジを続けていくのです（笑）
