あるクライアントさんが個性分析の診断を受けたそうです。
自分のことをもっと知ることができれば良い、という軽い気持ちでしたが
特性を12の尺度で表すテストの中で、開示性”0”だったことが、彼女にとってショックでした。
確かに、苦手だけど、頑張ってSNS投稿もしてきたし、
「私はもっと表現できる!エネルギーがある!」と思っていたのに、0=無いってこと?
それを現実として突き付けられたようで、モヤモヤ感があったそうです。
診断してくれたカウンセラーさんも「良い悪いではない」と言い、頭ではそれをわかっていても
「これらの特性(性格)は17歳くらいまでに作られたもので、変わらない」と言われて、落ち込んだようです。
でも、コンシャスライフでは、性格を含めた生き方はもちろん、周りの人や起こる現実も変えることができると言っています。
彼女は、そのことを思い出してくれました。
そして少し前に、幼少期の自分の写真を見て「この子はありのままの自分を表現(行動)している」と感じたことを話してくれました。
確かに、エネルギーいっぱいで溌剌とした子ですよね!
彼女は「もし、今の自分だったら、親の後ろに隠れて覗いているような子だったと思うけど、実際は違ったんですよね~」と言いました。
そうなんです!
そこに『人生の方向転換』があるんです。
恐らく幼少期(本人も記憶のないような時期)の彼女は、思っていることをズバズバ言って行動する、とてもエネルギッシュな子どもだったのでしょう。
ただ、周りのことを考えずに自己表現だけしていると、トラブルが起こります。
例えば、親が言ってほしくないことをペラペラしゃべって怒られたり、場をわきまえて我慢することを求められたり。。。
それは、大人になる過程で必要な能力ですが、子どもは『思ったことを言ってはいけない』と思い込んでしまったりします。
そうやって何十年も、開示性を抑え込むという生き方をしてきたんですね。
逆に言うと、本来は「思ったことをなんでも言ってしまう、開示性のすごく強い子どもだったからこそ、極端にそれを抑え込んできた」とも言えます。
そして、今、子どもの頃の開示性を取り戻す時期が来ている、と考えることができます。
『人生の方向転換』は、人生を俯瞰してみる上で、とても重要な考え方です。
幼少期に持っていた特性は、根源的・本質的なものだったりします。
でも、その特性は、逆を体験することで、新たなステップに進むことができます。
彼女の場合、もともと持っていた開示性を一旦抑え込むことで、周囲への配慮や気遣いができる人になりました。
そして今、周囲への心遣いをした上で、自己の開示性を発揮していく方に方向転換することが、未来を創っていくことに繋がるのでしょう。
お気づきでしょうか?
実は、この”逆”を、人は30~40年かけて体験するんですよね!
長すぎると思いますか?
しかも、方向転換を知らなければ「自分はそういう性格だから」とあきらめてしまいます。
もったいないことですよね。
でも、それくらい両方を体験することは、大切なことだと思います。
そして、35歳を過ぎてからの方向転換が、その先の人生をより良いものにするものだと思っています。
私も昔は、60歳を過ぎたら人生は下り坂(傾斜はゆるくても)だと思っていました。
今年、60歳になりますが、今は先が楽しみで仕方ありません。
それは、この『人生の方向転換』を知り、体感しているからです。
人は、いくつになって変わることができるし、それこそが人生を楽しむことなのだと思います!
もちろん、何十年もかけて作ってきた特性を変えるには時間も必要です。
でも、彼女は幼少期の自分の写真をみて「これを取り戻すんだ!」という気持ちになっています。
それを知ることができたのも、開示性0という結果を得たおかげですね!
本当に潜在意識の現実化はすごいなあ~、と思う今日この頃です(^o^)
最後に、写真をお借りするためにクライアントさんに原稿を送ったところ、下記のコメントをいただいたのでご紹介します。
こうして記事にしていただくと、客観視できますね!
最近、「逆に行け~!」という潜在意識からのメッセージをよく感じます。
また、セッションで「開示性=できてないではなく、低くてもできてる人はすごく努力してるということだから、自分を褒めてあげれば良いのよ」と言っていただきました。
つい、ものごとをネガティブに捉えがちな私が、「そう思って良いんだ!」と前向きになれました。そのニュアンスもお伝えできると良いな、と感じました。
写真は、何度見ても自分で笑えます( ̄∇ ̄)
何も考えてない感じ…いまと真逆ですね。
素敵なコメントをありがとうございました!