最終日は、カナーブからラスベガスに向かい、ホテルで休んで早朝の飛行機で日本へ帰ります。
カナーブからラスベガスへの道は、順調に走れました。
ただ、ラスベガス周辺は高速道路が交差していて、ナビと現実の道が上手く合いません。
「右へ」と言われても、右へ行く道がいくつも分岐しているので、間違って降りてしまうこともありました(全線無料なので、また乗れば良いのですが)。
それでも、頑張ってホテルに向かって進みます。
ホテルは、ストリップ大通り近くの「ホースシュー ラスベガス」です(名前で選んでしまった^^)。
ナビに従って、ホテルの正面の道まで着いたのですが、車をどこに停めれば良いのかわかりません。
一度、正面玄関の前を素通りするしかありませんでした。
場所はわかったので、駐車場への入り口を探すため、もう一度、道をぐるっと回ってくることにしたとき、夫が声を上げました。
「ガソリンが少ないんじゃない?」
確かに、目盛りが赤いところまで来ています。
そこで、ガソリンスタンドを探しつつ、ホテルの正面に戻ろうとしたのですが、なんと、次の交差点を曲がったところで、車が動かなくなってしまったんです!
交差点を曲がって2mほどのところで、車を路肩に寄せることもできずストップしてしまいました(警告ブザーくらい鳴らしてよ!と思いましたが。。。)
慌てて夫がレンタカー会社へ電話したのですが、契約時にもらったカードに書いてあるNoが読めなくて。。。
99から始まるNoですが、最後から1つ前の桁が書き直してあって何なのか?
トラブルが起きなければこれでも良いんでしょうが。。。読めませんよね(^^
Noがわからないので、契約者の私の名前やら電話番号やらメールアドレスやらを聞かれて答えるのですが、そのやりとりの途中で電話が切れてしまって。
再度、電話をして状況を伝えて、またNoをと言われ、わからないので名前と電話番号と。。。
電話だと夫も相手の言葉がよく聞き取れないようで、日本語のわかる人を連れてきてくれとお願いしたところで、また電話が切れ。
電話しているときは、車のドアを閉めないと聞き取りにくいし、当然エアコンは動かないので、2人とも汗だくでした。
交差点に入ってくる車はクラクションを鳴らしていくし。。。渋滞にならなかっただけ良かったと思いますが(^^;>
3度目の電話で日本人のスタッフが電話口に出てくれて、通訳しながら話を進めることができました。
でも、やはりもう一度、名前と電話番号とメールアドレス。。。
そして、ガソリンを届けてほしいと言うと「住所を言え」と言うのです。
ラスベガスの住所などわかるはずなく、車から見ることができる交差点のプレートを伝えようとしたのですが、「住所か、もしくはGPS座標を」と言います。
夫が交渉している中、私は自分のスマホで「現在位置を知る方法」を検索したところ、スマホのマップを表示し、現在位置の青いマークをタップすると出てくると知りました(これは、覚えておくと良いです!)。
するとGPS座標だけでなく住所まででてきたので、それを伝えることで対応してもらえました。
後は待つしかないというとき、初めて車から「スフィア」が見えることに気づきました(右の建物の奥の球体)。
「Spher(スフィア)」は、2023年9月に竣工された大型球体LEDビジョンで、内部はエンタメ施設だそうです。
球体表面の絵柄がいろいろ変化して、面白そうと思っていたので「ラスベガスに戻ったら見に行こう」と話していたのですが、こんなところから眺めることになるとは(^^;>
この後、ホテルに入るとエレベーターホールの窓から、スフィアを見ることができました。
かわいいですよね💖(グロテスクなのもあるようですが)
15分くらいで業者さんがガソリンを届けてくれて、走りだすことができました(もちろん保険に入っていたので無料です)。
入れてくれたガソリンは少量だったので、満タンにするまでは気が抜けず、エアコンなしで窓を開けてスタンドを探しました。
無事にガソリンを入れて、ホテルの駐車場に向かいます。
それにしても、アリゾナの荒野では早め早めにガソリンを入れていたし、カナーブを出る時にも確認したのに、ラスベガスに着いてガス欠とは。。。
都市に入ると考えることが多すぎて、意識が向かなかったのかもしれません。
ホテルの駐車場探しも結構大変でしたが、無事に車を停めることができました。
車を停めて、普通ならスーツケースや荷物を持ってホテルのフロントへ行くところですが、巨大ホテルですから、まずはチェックインしてから、荷物を部屋に運ぶことにしました。
駐車場のエレベーターを降りて、「Reception」と書いてある方へ歩いていきます。
さすがラスベガスですから、カジノやショップ、飲食店、カフェなどが立ち並んだところを進んでいきます。
5分くらい歩くと「Reception」はあったのですが、チェックインはすごい行列!
17時にブルーマングループショーを予約していたのですが、ガス欠騒ぎでホテルに着いたのは16時過ぎ。
チェックインの行列に並んでいては、とても間に合いません。
そこで、チェックインせずにショーを見に行くことにして、開催しているホテル「ルクソール」への道(タクシーやTramの乗り場)をスタッフに尋ねました。
すると、なんとそこは「ホースシュー ラスベガス」ではなく、隣の「パリス」ホテルだったんです(*□*)ビックリ!!
もし、ガス欠にならずショーまでの時間にゆとりがあったら、その行列に1時間以上並んでいたかもしれません。
本当にラッキーですね💖
来た道を引き返して「ホースシュー ラスベガス」にたどり着き、そちらの「Reception」では、すんなりとチェックインができました。
カードキーは受け取りましたが部屋へは入らず、そこからショーのある「ルクソール」へタクシーで向かいました。
ルクソールは有名なピラミッド型のホテルです。
ルクソールに着いた時、私は飲み物が欲しいと思いました。
ガス欠騒ぎで汗だくになったあと、車と徒歩で動き回ったのに水分をとる余裕がなかったので、口の中がベタベタになっていたからです。
入口にドリンクバーがあり、そこで目に付いた飲み物を買って、ブルーマンショーの会場に入りました。
席について、その飲み物を飲んだら、なんとフローズンカクテルだったんです。
私はアルコールがダメなので、口を潤したいけど飲めない。。。
2~3口飲みましたが、酔ってふわふわしてしまって、ショーの前半はよくわかりませんでした(^^;>
ただ、後半は、観客を巻き込んだ演出や驚かせ方がエンタメで楽しむことができました。
ホテルに戻って部屋に入り、車から荷物を運ぶと、さすがに疲れて横になりました。
カジノへ行くことも考えましたが、結局面倒くさくなってしまい。。。
今回は、モニュメントバレーとホースシューベンドを味わう旅だったので、それはそれで良かったかな、と。
翌朝は5:30にホテルを出て、車をレンタカーセンターへ返却し、そこから空港に向かいます。
想像以上にいろいろなことのあった旅でしたが、やはり非日常に身を置くのは良い体験になります。
海外では、何が起こるかわからないけど、その都度、ひとつひとつ問題を解決していけば、最後はすべて良い思い出になりますね。
ハワイに着いた時、痛くて歩けなかった足も、アメリカに着いたら、やりたいと思ったトレイルや岩山登りができるまでに回復したし。
そのおかげで、グールディングロッジに泊ることができたし、他にもいろいろ。。。
綱渡りのような状況でも、必ず好転してくれる。
それは、自分の中にそういう思考をたくさん蓄積してきたからだと思います。
私は、最初からそういう人だったわけではなく、潜在意識のカラクリを知って十数年、意識的に蓄積してきたからこそ、そういう現実になるんですよね。
その確証をより強めることができたのも、今回の旅行でした。
旅行記と言いながら、夫婦関係や自分自身の気づきまで書いたブログになりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m