『思考の現実化にはタイムラグがある!』という言葉を聞いたことがありますか?
例えば、子どもが「プロ野球の選手になりたい!」と言ったとき、実際に現実化するのは10年後とかですよね。
もちろん全員がプロになれるわけではなく、途中で諦める場合もありますが、
逆にプロ野球選手になった人はすべて、その10年、練習し続けていたはずです。
そうやって冷静に考えると、「確かに、思考が現実化するには時間がかかる」と思いますよね。
でも、実は、私たちの日常の中にも、このタイムラグが潜んでいるんです。
クライアントの女性(Aさん)の事例でご紹介しますね。
Aさんは、上司と同僚の女性(Bさん)の3人で仕事をしていました。
ただ、Bさんは上司との折り合いが悪く、席も上司からは直接見えない位置だったので、上司からの急な仕事は、いつもAさんが受けるようになっていたのだそうです。
そんなとき、上司が変わりました。
ダンディで素敵な上司に変わったので、Bさんは嬉しくてしかたない様子^^
Aさんも喜んではいたものの、Bさんのテンションの高さに、気持ちが冷めてしまったようです。
実際に仕事が始まると、Bさんは上司の指示にすぐ反応して仕事を受けてくれるようになりました。
すると、Aさんにモヤモヤとした複雑な気持ちが湧いてきたそうです。
3人の職場で、上司とBさんの二人が盛り上がっていて(そう見えているだけですが)、自分は蚊帳の外な感じ。。。
そこで、Aさんは「この状況を現実化したのが私の潜在意識だとしたら?」と考えてみたそうです。
そして、気づきました!
前の上司のとき、いつも心の中でBさんに対して「もっと仕事を受けてよ!」と言う気持ちがあったということに。
「ああ!あの願いが叶ってる。私の思考が現実化したんだ。」
と気づいたとき、モヤモヤは吹き飛び、笑えてきたそうです\(^o^)/
私たちは、時間が経ったり、状況が変わったりすると、その前に願っていたことを忘れてしまいます。
それが、些細なこと、小さな願いであれば、なおさらです。
でも、本当は日々の生活の中に、そんなプチ成功体験(=小さな願いが叶っている出来事)が散りばめられているんです!
それに気づける自分になれたら、素敵じゃないですか?
そして、そんなプチ成功体験の積み重ねが、未来の大きな成功体験に繋がるんですよね。
なぜなら、プチ成功体験に気づくたびに、自動的に「私の思考は現実化する(=願いが叶う)」という思考が潜在意識に蓄積されます。
それは、「私の願いは叶う」と唱えるのとはまったく違います。
「プロ野球の選手になれる!」と唱えているだけではなれません。
練習や試合で成功体験を積み重ねることで、無意識に「プロ野球の選手になれる!」という思考を潜在意識に蓄積しているんです。
Aさんのように「この状況を現実化したのが私の潜在意識だとしたら?」と考えてみることで、タイムラグを越えて以前の思考に気づけるかもしれませんよ。
尚、Aさんは、以前の自分の願いと、それが叶っていることに気づいた後、
「職場での本当の自分の願いが何なのか?」を考えることができました。
それについては、また次回、ご紹介します!
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■今日のポイント
心のモヤモヤを感じたら
「この状況を現実化したのが私の潜在意識だとしたら?
思考の現実化にはタイムラグがあるから、昔(以前)、
自分がこの状況を望んでいたかもしれない?」
と考えてみる。
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