先日、親しい友人と女3人でプチ旅行に行ってきました。
パーソナルスタイリストの中原聖子さんと、薬剤師の松本佳子さんです。
それぞれに仕事を持っているので、2~3か月に一度、食事をしながらおしゃべりするくらいですが、前回会ったとき「たまには泊りで旅行をしよう!」となりました。
そして、近場でのんびりできそう、という理由から軽井沢を選びました。
都内で食事をするとき、素敵なお店を選んでくれるのは、いつも聖子さんか佳子さんですが、旅行となると企画するのは私です。
Webを駆使して、よさそうな宿や効率良く見どころのあるルートを探すのが好きなんですね!
射手座はツアーコンダクターの才能があると聞いたことがありますが、そのせいかもしれませんね\(^o^)/
まず、9:20に東京駅で待ち合わせて、北陸新幹線「あさま」で軽井沢駅へ。
この日は、日本海側を台風が進んでいて、それぞれの家族から「お天気大丈夫?」と心配されたのですが、3人とも「なんか、大丈夫な気がする」と楽天的。
実際、一泊二日の旅行中、傘を使うことはありませんでした。
パラパラと雨が降ったこともありましたが、すぐに建物に入ってしまったので。。。
軽井沢は、おおむね次のようなエリアがあるそうです。
①旧軽井沢 軽井沢と言えばココ!という明治期から別荘文化が栄えた地域。
②新軽井沢 軽井沢駅と旧軽井沢の間の美術館やミュージアムなどがある地域。
③中軽井沢 星野エリアとも言われ、ハルニレテラスなど星野リゾートが開発した地域。
④北軽井沢 浅間山の雄大な景色や冷涼な気候が特徴の地域。
⑤南軽井沢 軽井沢駅南側のアウトレットモールやゴルフ場、庭園レイクガーデンなどが人気の地域。
⑥塩沢エリア 軽井沢文化の発信地。塩沢湖や美術館、博物館、植物園、スポーツ施設等が点在する。
⑦追分エリア 江戸時代に中山道の宿場町として栄えた場所。
今回は、宿が中軽井沢だったので、旧軽井沢と中軽井沢を中心に周ることにしました。
新幹線で到着した軽井沢駅で、荷物をコインロッカーに入れてから、まずタクシーで『重要文化財 旧三笠ホテル』へ向かいました。
軽井沢と言えば貸自転車ですが、途中で雨が降るといけないので、今回は車での移動にしました。
自転車に乗る可能性もあるからと、3人ともパンツにしたんですけどね(^o^)
『旧三笠ホテル』は、明治38年竣工の日本人の手による純西洋式木造ホテルとして、国の重要文化財に指定されている建物です。
建物や調度品も歴史を感じさせる素敵なものでしたが、何よりも白い格子の窓から見る緑の森が、とても美しくて癒されます。
スリッパに履き替えて1階から2階、そしてまた1階と、部屋のしつらいや家具などを見学しました。
旧三笠ホテルから旧軽井沢までは、ちょうど来たバスに乗ることにしました。
実はこのバス、1時間に1本くらいしかないんですよね。
建物から出てきて、すぐにバスが来たのはラッキーでした!
この日は休日だったので、バスは満員でしたが、5分ほどで旧軽井沢(旧軽銀座の入口)に着きました。
ただ、さすが旧軽銀座!まるで竹下通りのような人並みです(実際に歩くと、それほどでもなかったのですが)。
通りを歩いていくと、スケボーに猫を乗せている人が。
犬を乗せている人は見ますが、猫だったので「あっ、猫だ!」と叫んでしまいました。
写真を撮って離れると、後ろから何度も「あっ、猫だ!」と驚く声が聞こえてきて、面白かったです!
旧軽銀座のお店には3人ともあまり興味がなかったので、そのまま『ショー記念礼拝堂』へ行きました。
商店街を抜けると人がほとんどいなくなり、緑の苔に覆われた広場があったりして、心地よい散歩道になり、軽井沢気分を満喫しました。
その先にある『ショー記念礼拝堂』は、緑に囲まれた小さな木造の教会でした。
3人で礼拝堂に入ると、女性がひとり長椅子に座っていたので、私たちも椅子に座ってみました。
※礼拝堂は神聖な場所のため、写真撮影禁止です。
すると、正面の祭壇の両脇にある窓から、美しい緑が目に入ってくるんです。
おしゃべりな3人も、ここではしばしの沈黙と聖なる空気感を味わうことができました。
さて、軽井沢には教会がたくさんあるんですよね。
実は、私は義母が亡くなった忌中(49日)だったので、神社には参拝することができません。
教会は大丈夫かと、事前に調べたところ、宗派によって日数に違いはありますが、最長が30日だったので大丈夫でした。
この旅行では他にも2つの教会を訪れるのですが、中に入ることができて本当に良かったです!
この後、ランチのお店を探すことにしました。
ただ、旧軽銀座にあるようなお店ではなく、「緑の木々や苔をみながら食事のできるところが良いね!」ということになりました。
そこで、今でも営業している老舗の『万平ホテル』へ行くという案がでました。
実は、事前にWebで調べたとき、ランチコースが1万円近かったので躊躇していたのですが、「もっと軽いものもあるだろう」ということと、万平ホテルへの道の途中で良いお店があったらそこに入ろう、ということで歩き始めたんです。
万平ホテルへの道は表通りからは外れますが、そんなに都合よく良さそうなお店も見つかりません。
それでも3人でテクテク歩いていると、突然聖子さんが車道を渡ったところにある食器屋さんに入りました。
私は「聖子さん、食器が見たいのかしら?」と思ってついていくと、彼女はお店の人に「この近くでランチの美味しいお店ありませんか?できれば景色の良い場所で…」と尋ねました。
「すごい!その手があったか!」と、私もお店の人の答えに期待しました。
最初にお薦めされたのは、とっても美味しいというカレー屋さん。
それを聞いて「軽井沢でカレーと言うのも…」と私達がちょっとがっかりした様子を見せたからか、別のお店をもう1件、紹介してくれました。
それが、『旧軽井沢Cafe 涼の音(すずのね)』さんです。
明治時代に建てられた国の登録有形文化財の建物で、景色もよく、お料理もちゃんと作っているという評判でした。
来た道をすこし戻ることにはなりますが、私たちは目指すお店が決まったこともあって、ルンルン気分で歩き出しました。
教えてもらった道を進むと、本当に人ひとりしか通れないような道になります。
この写真の右側の細い道です。
木の立て札に『涼の音』と書いてありますが、知らなかったら絶対にたどり着けないような場所です。
その道をしばらく歩くとお店に着きました。
確かに、ロケーションが素敵な森の中のカフェでした。
私たちは室内のテーブル席に着き、洋食のランチをいただきました。
味も美味しかったです!
そして、食後に庭に出て写真を何枚かとりました。
実は、このカフェの向かいに『室生犀星記念館』があるんです。
覗いてみると、苔が本当に美しいお庭があって。。。
中に入ると市の職員の方がいて、解説してくれました。
写真を撮ってくれるようにお願いすると、「はい、ここに立って!」「次はこっち!」「ここに座って!」と、撮影ポイントを熟知した様子でした。
その中に奇跡の一枚が!
普通にスマホで撮った写真ですが、不思議ですね^^
そして、その職員の方に『万平ホテル』へ行くつもりだと言うと、来た道とは違う道を教えてくれました。
その道がまた、とても風情のある道だったんです!
その人と話さなければ、もと来た道を引き返すつもりだったので、それもラッキーでした!
木立の中を歩いて『万平ホテル』へ着きました。
ここでお茶をしてから、宿へ向かいます。
ホテルにタクシーを読んでもらって軽井沢駅へ。
コインロッカーから荷物を出して、しなの鉄道に乗ります。
佳子さんの息子さんは鉄道が大好き!なので、しなの鉄道の列車前で写真を1枚。
軽井沢駅から中軽井沢までは1駅なので、すぐです。
駅から宿までを3人で歩きながら、西日に照らされた長い影をパシャリ。
宿はとってもかわいらしいペンションでした。
庭の雰囲気がヨーロッパ風で、赤い扉がかわいらしいです。
お部屋は3ベッドルーム。
チェックインしてから、星野エリアにお風呂と食事に行く予定で、支度をしていると、窓の外が真っ赤に!
美しい夕焼けでした。
「外に出て見よう!」と慌てて支度をしたのですが、見晴らしのよい道にでたときには、少し納まっていました。
でも、お天気の心配をしていたのに、素敵な夕焼けを見ることができて満足です!
中軽井沢駅からタクシーで星野エリアにあるハルニレテラスへ。
星野エリアは、星野リゾートの作ったホテル・教会・温泉・レストラン・ショップなどの複合施設です。
昼食からまだあまり時間が経っていなかったので、食事の前にお風呂に入ることにしたのですが、ハルニレテラスと星野温泉トンボの湯がもっと近くにあると思っていたんですよね。
最初からトンボの湯へ行けばよかったのですが、「ハルニレテラスへ」と言ったので、P2駐車場でタクシーを降りました。
ハルニレテラスに着いたとき、あたりは真っ暗でした。
そこから、星野温泉トンボの湯という矢印の方へ進んだのですが、地図にある川沿いの細い道をかなり歩くことになりました。
実際にはもっとくねくねとカーブした道で両側に木が生い茂っていて見通しが悪く、すぐ横を結構な水量の川が流れているので、緊張感があります。
帰りはスマホのライトを点けるほどの暗がりでした。
無事にトンボの湯に着き、大きな湯舟や露天風呂でのんびりしました。
やっぱり大きなお風呂に気心の知れた友人と一緒に入るのは、良いですね!
とてもリラックスできました。
お風呂から上がって、夕食へ。
昼間、成功した「地元の人に聞く」という方法で、温泉のチケットを販売していた人に「お薦めのお店は?」と聞いておいたんです。
そこで、夕食はハルニレテラスの『川上庵』へ。
ここは地酒と蕎麦、そして一品料理がお薦めのお店でした。
野菜もお豆腐料理も、もちろんお蕎麦も美味しかったんですが、食べ始めると写真を撮るのを忘れてしまい。。。(^^;>
後半は写真がありません。
ただ、お薦めされた揚げ出し豆腐(写真なし)は、お豆腐がトロトロで絶品でした!
多分、揚げ出し豆腐用に柔らかい豆腐をわざわざ作っているのだと思います。
また行きたい、と思わせてくれるお店でした。
宿にもどったのは23時近かったのですが、「コーヒーが飲みたいね!」ということで談話室へ。
ティーパックしかなかったのですが、お茶を飲みながら3人でおしゃべりしました。
23時15分頃、宿のご主人に「消灯です」と言われて部屋に戻り、それからも少し話して眠りました。
なんとなく3人で「こうしようか~」という動きが、すべて良い結果につながった一日でした。
3人とも、幸運の持ち主ですからね\(^o^)/
そして、旅は2日目に続きます。