言霊(ことだま)という言葉は聞いたことがあると思います。
言霊とは、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力のことで、
「良い言葉を使っていれば物事も良い方向に進みやすいが、ネガティブなことばかり言っていると、悪い方向に進んでしまう」と言われますね。
確かに、日ごろから「自分はダメだ」「何をしてもうまくいかない」などと口にしてしまうと、その『思考が現実化』してしまいますから、うまくいかない現実が起こってしまいます。
では、良い言葉を使っていれば、誰もが良い人生を送ることができるのでしょうか?
クライアントさんの中には、言霊を意識して良い言葉を使い、良い思考をしようと努力してきたのに、うまくいかないということがたくさんあります。
実は、この”良い言葉”というのが、一般的に良いとされている言葉だからなんです。
愛や感謝、光、清らかさなど、誰が聞いても心地よいと思う言葉かもしれません。
でも、どんなに美しい言葉を口にしていても、その裏にある感情を無視するためにその言葉を使っているとしたら?
言葉はポジティブでも、無意識に抑え込んだネガティブな思考は潜在意識に溜まって、結局、うまくいかない現実が起きてしまうんですよね。
つまり、『言霊の極意』は、今の自分が進むべき方向性にあった言葉を使うということなんです。
私自身もそうだったためか、クライアントさんにも「良い人であろう」とする人がとても多くいます。
(私も昔は頑張っていたな~)
「良い人であろう」とすることは素晴らしいことですが、それなのに人生がうまくいかないとしたら。。。
それは、方向性が間違っているということです。
もちろん「悪い人になろう」というのではなく、「本来の自分になろう」という方向ですから安心してくださいね。
良い人であろうとするのは、「本来の自分ではダメ!」と思っているからです。
そういうタイプの人は本来の自分を認めるため、汚い言葉やネガティブな言葉だとしても、それを感じている自分を認めて、一時的に口にすることをお勧めしたりします。
目的をもって意図的に使えば、言葉は自分自身を導いてくれます。
一般論ではなく、自分自身の未来を創り出していくために意識的に使う『言霊』。
それが、コンシャスライフ(=意識的に生きる)ですね^^