元々は、この日にモニュメントバレーからカナーブという街に移動する予定でした。
カナーブは、モニュメントバレーとラスベガスのちょうど中間地点にあり、翌日のホワイトポケット1DAYツアーの拠点として行くつもりでした。
アメリカでこれまで行ったところは全部、前回までに行ったことのあるところなので、新しい場所に行ってみたいと思っていたからです。
ただ、ハワイに着いたとき、私の足の状態があまり良くなくて、ホワイトポケットの散策は無理かもしれないと思うようになりました。
そこで、モニュメントバレーでの宿泊をもう1泊増やして、カナーブはラスベガスへ戻る休憩場所として1泊するだけに変更することにしました。
自分たちで計画して予約していると、自由に変更できるのが良いですね!
モニュメントバレーでの追加のホテルを探したところ、なんと「グールディングロッジ」が1部屋空いていたんです!
以前にも書きましたが、モニュメントバレーの代表的なホテルは「THE VIEW」と「グールディングロッジ」で、どちらも予約が難しいのに確保できたんです。
本当にラッキーでした\(^o^)/
4日目は「THE VIEW」をチェックアウトしてから、たまたまWebで見つけた「グースネックス州立公園」へ行くことにしました。
ここは、モニュメントバレーから車で40分程のところで、ホースシューベンドに似た地形の場所と書いてあったからです。
しばらく荒野の道を走り続けると、「Mexican Hat(メキシカン・ハット)」という街の名前が見えてきました。
近くに「メキシカン・ハット・ロック」という岩があるからのようです。
確かに、メキシコの大きな帽子をかぶった人のようにみえる岩があったので、車を路肩に停めて撮影しました。
その後、しばらく人も家もなさそうな荒野が続きます。
この「グースネックス州立公園」は、近くに街明かりが少ないことから、2021年3月に国際ダークスカイ協会より『International Dark Sky Park』に認定された場所です。
道は最近舗装されたのか、とても綺麗で走りやすいのですが、ジェットコースターのように上下にうねっています(運転していて、ちょっと面白い)。
グースネックスとは、サン・ホアン川(San Juan River)によって侵食された深い谷が、ガチョウの首のように曲がりくねった姿から名付けれた場所です。
州立公園なので、ゲートがあり車1台につき入園料$5がかかります。
ホースシューベンドは1つの馬蹄型ですが、グースネックスは川のカーブが3つ集まっていて、広大な眺めです。
ただ、ホースシューベンドに比べると、色と起伏がないので、ちょっと残念かな。
夫と「1度来れば良いよね」なんて話していました(^^;>
そこから戻る途中、映画『フォレストガンプ』で主人公が走った道を通りました。
前回も来たので、車を降りて撮影まではしませんでしたが、車の中からでも良い感じに撮れました。
道の向こうにモニュメントバレーの岩山が見えます。
「グールディングロッジ」に到着しました。
ここは、1921年にグールディング夫妻がこの地に来て惚れ込み、元々住んでいたナバホ族と交易をしながら、彼らと交友を深めてきた場所だそうです。
そして、ナバホの人々のためにも、この地を映画のロケ地として招致したいと考え、努力した結果、モニュメントバレーを世界的に有名にしたという逸話があります。
なので、グールディングロッジには博物館があり、グールディング夫妻が暮らしていた頃の部屋や道具、また、ここをロケ地にした映画の写真や資料などを展示しています。
他にも、レストランや土産物店、プールなどもありました。
チェックインには少し早い時間でしたが、入れてもらうことができました。
「グールディングロッジ」は「THE VIEW」と違って、巨大なメサ(浸食により形作られた大地)にへばりつくように立っています。
この写真↓が全体像ですが、中央の道の左側がホテル棟で、右側は戸建てのロッジが並んでいます。
道の両側には、スーパーマーケットやガソリンスタンド、写真には写っていませんが右手前には飛行場もあります。
私たちは、ロッジだったので車でそちらまで移動しました。
部屋は広くて、大きな冷蔵庫にキッチン、ソファやテーブルもあって充実していました。
しかも、なんと別室にクイーンサイズのベッドがもう1つ。
4人でも十分泊まれる部屋ですね。
この後、今回の旅のクライマックスと言える出来事が起こるのですが、それはまた明日のブログで。