先日、ある受講生の過去が変わりました!
コンシャスライフ365セミナーでは、3日目の講義で「感情曲線」を書きます。
横軸に年齢の目盛りをつけ、その頃の自分がポジティブな気分だったか、ネガティブな気持ちを味わっていたかを線で結んで作っていくグラフです。
次の2つの「感情曲線」を比較してみてください。
2019年4月10日の感情曲線
2019年8月20日の感情曲線
1枚目は、2019年4月10日、2枚目は2019年8月20日に同じ人が書いたものです。
彼女は講義を再受講したので、4か月ちょっとの間をあけて「感情曲線」を書くことになりました。
それなのに、かなり大きく変化しているのがわかります。
特に、①25歳頃、②32~33歳の頃、③45歳過ぎの落ち込みが、2枚目ではかなり緩和され、①③はポジティブな範囲に移動しています。
私はこのグラフを見て、思い当たるフシがありました。
この4か月の間の彼女のセッションで、25歳頃(グラフの①)の出来事について、アプローチした記憶があったからです。
※セッション内容の記載については、ご本人の了承を得ています。
それは、大好きだった恋人を職場の先輩に奪われて、すごく辛くて悔しい想いをしたという出来事でした。
セッションで、この出来事の話がでてきたのは、今の彼女にパートナーシップの問題があったからです。
彼女の思い込みは「どうせ、私は捨てられる」というものでした。
その思い込みが現実化しつつあって、恋人には新しい女性の影がありました。
そして、その思い込みのせいで、恋人に対しても根底に怯えがあって、自然なありのままの自分でいられないという悩みがありました。
つまり、彼女の潜在意識には「どうせ、私は捨てられる」という型(思考パターン)があって、25歳の頃も今も、その型に従って現実が起きているということです。
でも、今はまだ結論が出ているわけではありません。
もし、自分の型(思考パターン)を変えることができれば、今の現実も変わります。
そのために、セッションで25歳の頃の出来事を潜在意識の視点で、振り返ることにしました。
その結果、彼女は25歳の頃の出来事を、まったく違う視点でとらえることができるようになりました。
以前なら、そのときのことを思い出すと、当時の感情が蘇ってきて、とても嫌な気持ち、怒りや恨み、そして敗北感と言えるようなものを味わっていたかもしれません。
それが、1枚目の「感情曲線」に表れています。
でも、今の彼女は、そのときのことを思い出しても、ネガティブな感情がそれほどには蘇ってきません。
だから、2枚目の「感情曲線」になったんです。
確かに、出来事そのものは変化していないかもしれません。
でも、彼女自身が『25歳のときの自分がもう被害者ではなくなっていること』に気づいていただけますか?
過去の自分が何かの被害者だと思っているということは、『自分は被害者である』と思考し続けることになります。
その思考が現実化すると、また自分が被害者になるような出来事が起きますよね!
また、『鏡の法則』を誤解して、「私がいけなかったんだ!」と逆に思いこもうとするのは、自分が加害者をやるだけで、根本的な解決になりません。
コンシャスライフは、過去も現在も未来も、被害者も加害者も作らない思考をする生き方を目指しています!
その意味で、彼女は過去を変えました。
そして、そのことは彼女の自己肯定感もあげたと思います。
尚、彼女の25歳の頃の出来事について、セッションでどうやって新しい視点を持つことができたのかは、9月14日のブログ『過去の恋愛恐怖症が消えた話』にて紹介しています。
あわせてご覧ください。