「底なし沼のような」「心にぽっかり穴があいたような」
人は孤独感や寂しさを表現するとき、そんな風に言ったりします。
これは、”虚(きょ)”な感じ、満たされていない感じですね。
だから、人は孤独感や寂しさを感じると、そこを埋めようとします。
埋めることで、満たせると思うからです。
ただ、たいていは外側の何かで埋めようとします。
それが、パートナーだったり、お金や権威だったり、仲間だったり。。。
どんなに頑張っても、外側の何かで埋めようとすると、失う不安がセットで付いてきます。
常に失う不安がある状態では、満たされているとは思えませんよね。
では、どうすればいいんでしょう?
私は、今年4月からYoutubeチャンネル【潜在意識で幸せになる】をスタートしています。
シェアビズ渋谷Blossomオーナーの仁科英子さんと2人で、お互い変化してきた体験を踏まえながら、潜在意識について語っています。
毎回「どんなテーマにするか」を話し合うのですが、あるとき英子さんから『孤独感と寂しさについて』という提案がありました。
実は、私は『孤独感と寂しさ』という感情をあまり感じない人なんですね(^^;>
でも、彼女から「底なし沼のような孤独感と寂しさ」という言葉を聞いたとき、
「それは、やっかいな感情だな!」と思いました。
そして、その数日後、別の方のセッションでも『孤独感と寂しさ』というテーマが浮かび上がってきたんです。
同じ時期に2人の人が話題にしたテーマなので、「その感情をどうすればいいのか?」を書こうと思いました。
冒頭に書いたように、人は孤独感や寂しさを外側の何かで埋めようとしてしまいます。
すると、最初は満たされた幸福感を得られるかもしれませんが、そのうち失う不安がやってきます。
結局、孤独感や寂しさだけでなく、喪失感からも解放されません。
”外側の何か”で埋めようとするのは、対処療法みたいなものなので根本的な問題解決にはなりません。
では、どうすれば良いのか?
そこで、2つのポイントをお伝えします。
最初は、英子さんとの動画撮影でのことです。
彼女は昔、幸せの条件を手に入れるために頑張って頑張って、それを得たはずなのに「底なし沼のような孤独感と寂しさ」を感じたのだそうです。
その後も、自分を満たしてくれるパートナーをずっと求めていたのですが、あるとき、「私が、私を幸福にすることができる」と気づきました。
そして、寂しがっているのは内なる自分(インナーチャイルド:IC)であり、「そのICの気持ちを、私がわかってあげればいい!」と思ったのだそうです。
自分がICにとって頼りになる存在になったとき「底なし沼のような孤独感と寂しさ」を感じることがなくなったと話しています。
※英子さんとのYoutube動画は最後に紹介しています。
もうひとつは、セッションでのことです。
クライアントさんが、強い孤独感や寂しさを「心にぽっかり穴があいたような」と表現したとき、私はあることを思い出しました。
それは、私の夫の言葉でした。
「惹きつけられる人には、空っぽさがある」
彼は、インド人のグル(導師)からこの言葉を聞いたのだそうです。
谷底を覗き込みたくなるように、人は、空間(スペース)に惹きつけられるのだと。。。
※写真はモニュメントバレー!人は穴があると覗きたくなります^^
私は昔、できる女になることを目指していました。たくさんの知識を詰め込み、なんでも知っている、なんでもわかっていることが理想だと思っていたんです。
でも、この言葉を聞いて「魅力的な人は、内側にスペースがある」と感じました。
「器が大きい」という言葉も、スペースがあるということですね。そして、それは可能性とも言える、と感じました。
クライアントさんには、潜在意識を修正するための誘導瞑想文を作ったのですが、そこには、こんな文章を入れました。
※この文章での「あなた」はICのことで、「私」は大人の自分です。
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あなたは心に空いた穴を埋めようと思っていたけど、そこは埋めなくても良いの。
その穴はあなたの可能性だから。
大きな可能性があるから、大きなスペースが空いているように感じていたのよね。
そして、私はそのスペースごと、まるごとのあなたを包み込むから、安心していいのよ。
*****
ここでは、寂しがっているICを大人の自分が包み込んで、安心させています。
最初のポイントで書いた「ICの気持ちを、私がわかってあげる」をしているんです。
この文章を読んだクライアントさんは、「そんな風に考えていいんですね!」と、新しい視点に驚き、喜んでくれました。
つまり、孤独感や寂しさを感じるときは、外側の何かで埋めるのではなく、その感情を感じているのは自分の中のIC(インナーチャイルド)で、大人の自分はその子の気持ちをわかってあげる。
そして、その子を抱きしめて、「大丈夫。私がそばにいるよ」と伝えてあげる。
そうやって「自分が自分を幸せにできる」と思ってみてください。
その上で、自立に向かって行動していくと良いですね。
もちろん、一朝一夕で解決するものではないですが、意識を変えることで、新しい人や情報との出会いが生まれると思います。
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■今日のポイント
孤独感や寂しさは、外側の何かで埋めることはできない。
孤独感や寂しさを感じたときは、IC(子どもの自分)がそれを感じているとイメージして、その気持ちを大人の自分がわかってあげる。「私が居るから大丈夫だよ」と安心させてあげる。
また、心にぽっかり空いた穴を感じても、埋めなくていい。なぜなら、その穴はスペース=可能性だから。
大人の自分はそのスペースごと、まるごとのあなた(IC)を包み込むから、安心していいよ、と言ってあげる。
意識的に向き合うことで、思考が変化する。
楽しみながら、やってみてください\(^o^)/
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Youtubeチャンネル【潜在意識で幸せになる】の『孤独感と寂しさ』をテーマに話している動画はこちらです。