『自分の素直な気持ちを表現する』って本当に難しいんですよね。
昨日のブログ『パートナーシップで一番大切なこと』を読んで、「私は駆け引きなんてしていないから」と思った方もいるかもしれません。
でも、自分の思い込み(思考の癖)というのは、自分ではなかなか気づかないものなんです。
そこで、別のクライアントさんの事例をご紹介しましょう。
クライアントBさんには、おつきあいしている彼氏がいました。
彼は仕事が結構忙しくて、たまにしか会うことができません。
そこで、Bさんは、毎日、彼にメッセージを送るようにしていました。
でも、そのメッセージに返事がなかったりすると、寂しくて落ち込んでいたんです。
私は「毎日、メッセージを送っている」と聞いて、どんな内容かを尋ねました。
それは、
今日はとても綺麗な月だった、とか。
仕事でこんなことがあって、すっごく楽しかった、とか。。。
実は、これ昨日のブログでAさんに勧めた、「メッセージをシェアすると良いよ!」という内容と同じなんですよね(笑)
Bさんは、それをしていたんですが、「毎日メッセージを送ることで彼と繋がっていたい」という動機からでした。
つまり、「メッセージを送ることが、相手のことを思っている証」という思考(思い込み)がベースにあったんですね。
だから、自分から毎日送り、返事のあるなしで一喜一憂してしまっていたんです。
Bさんには、毎日送るのをやめることを提案しました。
同時に、ひとりでも得られる楽しみや喜びをみつけていくことも。
視線が彼の方にばかり向いてしまっていて、”私”という軸がブレていたように感じたからです。
そして、
自分が、本当に素直にシェアしたいと思ったことがあったときだけ、メッセージを送る。
望み通りの反応(レスポンス)がなくても、それは否定されているのではない。
の2つを注意するようにお話ししました。
(昨日のブログと同じアドバイスですね^^)
Bさんは、それまで、理想的なパートナーになりたいと思って、そういう自分を彼に見せてきたんです。
毎日、メッセージを送り、反応がなくても文句は言わない。
一緒にでかけるときも、彼の気持ちを優先して、自分がしたいことや気持ちは、無意識に抑え込む。
結局は、本当の自分の気持ちを抑えいるので、そんな状態が続くとどんどん苦しくなってしまいます。
Bさんの場合も、ありのままの自分を認めて、素直な気持ちを表現できる自分になることが、潜在意識からの課題だったんですね。
その後、彼女は、自分の素直な気持ちを表現することを心がけるようになり、彼との関係性も変化したようです。
良いパートナーシップを継続させていくには、相手の方ばかりを見つめていては上手くいきません。
(恋してる段階では、ありですが^^)
それぞれが、自分の未来をみつめて前進していく。
ともに前進していることを感じながら、共感し応援しあっていく。
そんなパートナーシップが構築できると良いですね\(^o^)/