パートナーと良い関係を築くには、まず、精神的な自立をすることが基本だと思います。
依存していると「嫌われないように」と、”素(す)の自分でいられなくなるからです。
もちろん自分は、素のつもりだったりするんですが…。
自立した上で、二人が一緒にできることで、相手が喜ぶことを与え、自分が喜ぶことを受け取れると、もっと素敵です!
でも、相手が喜ぶこと・自分が喜ぶことが何かを知るだけでも、結構大変なんですよね。
我が家でも10年くらいかかったかな・・・(笑)
ただ、それを知るコツを知っておくと、もっと短期間に得られると思うので、我が家の事例をご紹介しますね。
昨日は、結婚20周年の記念日でした。
そこで、自宅近くにある中華料理店へランチを食べに行きました。
夫はここしばらく胃腸の状態があまりよくないので、お粥が食べられるお店が希望だったからです。
私は、蟹肉入りコーンスープ、海鮮入りXO醤陶板焼きそば、それにデザートでお腹いっぱいになりました。
実は、『私が喜ぶこと』とは、美味しいものを食べに行くことなんです!(なんと単純な^^)
だから、彼は記念日には「美味しいものを食べに行こう!」と誘ってくれます。
そして、『彼が喜ぶこと』は、肌に触れてスベスベを味わうこと!(笑)
今は、それが彼にとって重要なことだとわかっているので、好きなようにさせています。
でも、昔は違ったんですよ。
しょっちゅう肌(おもに腕)に触れてくるので、私は落ち着かなくて邪見に振り払ったりしていました(^^;>
服の袖口が伸びてしまったり、私が運転しているときもお構いなしなので、ひどく怒ったりもしました。
それでもやめないんですよね。
逆に、私が喜ぶことも彼はなかなか理解してくれませんでした。
「私は機嫌が悪くても、美味しいものを食べると直っちゃうのよ!」と何度言っても、彼は、そうしませんでした。
今になるとわかりますが、お互いに「相手が喜ぶこと」を理解できなかったんですね。
私自身は、「肌をスベスベすると嬉しい!」とは、まったく思いません。
彼は、そのことが不思議でならないようです(笑)
彼にしてみると、「美味しいものを食べると、自然に機嫌が直るくらい嬉しい!」という私の気持ちがわからないわけです。
だから、「こうしてほしい」と望みを言葉にしても、スルーして忘れてしまうんですよね。
自分にとって大切な望みを伝えたつもりが、相手がそれを忘れてスルーしてしまう。
すると、「無視された」とか「意地悪してるんじゃないか」と感じてしまったりします。
本当は悪意ではなく、相手にとっては重要な望みだと感じられないから、スルーしているだけの勘違いなんですが。。。
その「無視された」「意地悪してる」という勘違いの思考が溜まると、そういう現実が実際に起きてしまいます。
それが『思考の現実化』の辛いところなので。。。
そんな関係がつづき、何度もそういう現実が起きると、相手に期待をしなくなり、冷めた関係になります。
「私はもう期待していないから、それでいいの!」と言う方もいるかもしれませんが、冷めた関係だとそこに緊張感があるので癒されません。
アツアツの恋愛関係を求める必要はないと思いますが、暖かく心地よいパートナーシップの方が良いと思いませんか?
それにはまず、二人が一緒にできることで、自分が本当に嬉しく思うことを探します。
そして、二人ともが良い気分のときに、そのことを相手に伝えます。
次に、二人が一緒にできることで、相手が本当に嬉しく思うことを尋ねます。
すぐに答えが返ってこないときは、時間をおいてまた尋ねると良いですね。
相手が嬉しく思うことは、自分にとっては、そんなに価値があるように思えないかもしれません。
でも、それがどんなことでも、相手の気持ちをわかろうとします。
相手の望みが、自分にとって受け入れたくないことかもしれません。
例えば、相手の答えが「SEX」で、自分はあまり望んでいない場合などは話し合うことがお薦めです。
本当は別のこと(スキンシップなど)で十分、心地よい関係を作れる場合があるからです。
また、自分が嬉しく思うことを伝えても、相手はすぐ忘れてしまうかもしれません。
そのときは、「相手は自分と同じようには感じないから、すぐには理解できないんだ」と言い聞かせて、何度も何度も伝えます。
私も何度言ったかわかりませんが、このとき注意するのは「どうして何度も言わせるの!」という怒りの感情を載せないこと(笑)
あくまでも二人ともが良い気分のときに伝えることを意識します。
これが定着すれば、その後は希望が叶えられるのですから、絶対にお得なんです!
しかも、パートナーと仲良くできますしね\(^o^)/