一昨日12月8日は、私の60歳の誕生日でした。
渋谷のシェアビズBlossomでお世話になった方や受講生の方達と、還暦祝いのパーティを開催しました。
自分で自分のお祝いをするのは、昔の私だったら「すごく恥ずかしいこと」と思っていたでしょう。
以前、夫に教えてもらった『魂を元気にする方法』は次の3つですが、
1.笑う
2.応援する
3.祝う
この中で「3.祝う」が私はとても苦手だったんです。
日本人的な謙譲の美徳からでしょうか、お祝いは周りの人からしてもらうのが当たり前で、「自分で自分を祝うなんて!」と思っていたからです。
でも、最初は、小さなことから「自分で自分を祝う」を意識していたら、できるようになったんですね!
そこで、今回も自分で自分を祝うイベントを開催しようと思いました。
そして、中身をどうするか考えたとき、思いついたのが『遺言講演会』でした。
※遺言講演会は、明日目が覚めないとしたら、最期に伝えたい事を話す講演会です。
自分の人生を振り返って、最期に伝えたい事を話すのは、ものすごくエネルギーが要ります。
やると決めてからの約1か月は、いつも頭の隅で「何を伝えたいのか」「どこをピックアップするのか」が浮かんでは消えていました。
それでも、参加者がある程度決まり、お料理を担当してくださる方やお手伝いしてくださる方など、着々と決まっていきました。
準備は順調だったのですが、3日前に問題が起こりました。
それは、当日のファッションです(笑)
還暦だから漠然と”赤”かな~、と思っていました。
なので、通販で赤のニットとシルクサテンのブラウスを注文したんです。
届いて着てみたらシルクサテンのブラウスに合わせるつもりだったロングスカートのウエストが入らずNG。。。
まあ、赤のニットにスカートなら問題ないと思って、こちら↓を着るつもりでした。
そして、パーソナルスタイリストの中原聖子さんに「当日はこれを着ます~」と送ったところ、「これでは華がない!」と却下。
『パーティの主役なら、それなりの服装をするのがおもてなしです』
と言われて、本当にそうだな、と思いました。
どこかで、まだ「自分で自分を祝うこと」に遠慮があったのかもしれません。。。
聖子さんは翌日に講座があるにもかかわらず、深夜まで私の手持ちの服でチェックしてくれました。
例えば、インドで買った赤のパンジャビ(民族衣装)。
いっそ、これくらい吹っ切っても。。。(^^;>
そして、10数回の着せ替えの後に「他にないから仕方ない」となったのが、こちらです。
でも、これは普段から良く着ている服なので、お客様にとって新鮮さがなく、私も納得できない。。。
これが3日前の深夜ですから、当日まであと2日しかありません。
私は買い物に出歩くのが苦手で、聖子さんにスタイリングをお願いした時以外は、ほとんど通販ですが、もう通販は間に合わない!
そこで、パーティ前日の12/7に新宿へ買い物に行くことにしました。
聖子さんから「高島屋の4,5,6階か、伊勢丹の3階に行くと良いかも」と教えてもらって、まず高島屋へ行きました。
普段、買い物に行かないので、店員さんの応対にも慣れず、ともかく4,5,6階をウロウロして良さそうなものを探しました。
3フロアを1周した頃に、目を引くワンピースをみつけて見ていると店員さんがきて、どんなものを探しているか聞いてくれました。
そして、店頭にない服を奥から出してきてくれて、「なるほど、こういうこともあるんだ!」と驚きました。
それがこちら↓
最初の候補です。
そして、今回は試着した服を撮影して、聖子さんに確認してもらうつもりだったので、その場で決めず「検討します」と言ってお店を出ることができました。
お店での買い物が苦手だったのは、結局、試着して店員さんに「お似合いです」と言われたら、買わずにお店をどうやって出ればよいのかわからなくて怖かったんですね。
笑い話みたいですが、最初のお店で、そこに気づくことができました。
なので、1周したときに「コレ良いかな」と思っていたお店に行って、試着三昧をしました(笑)
1つのお店で8着くらい着て、候補を2つに絞ることができたんです。
写真を聖子さんに送ろうとしたとき、聖子さんもちょうど高島屋に居るというメッセージが入っていたので合流して見てもらい、当日の衣装が決まりました。
※自宅でイヤリングと靴をあわせて
これ、実は背中が深く開いているんですよね。
リボンで調整できますが、そこが素敵と褒められたりもしました。
私もとても気に入りましたし、何よりもファッションが決まった時、当日に向けての気持ちが本当に盛り上がりました。
「明日はこれで行ける!」と、ワクワクした気持ちです(ファッションの力は大きいですね!)
また、こんなことでもないと、私は面倒くさがって、買い物に行かないままだったでしょう。
ちょうど9月の後半から、体質改善に取り組んでいて、デパートを歩き回っても翌日は回復している身体になってきたので、これからは「たまにはショッピングに!」と行けるかも。
「パーティに来ていく服がない!」というピンチのおかげで、自分で買い物に行ける自分になれそうです。
パーティに来てくださった方々にも好評で、お食事も会話も楽しんでいただけました。
還暦は、人生の一区切りだと思います。
この日、遺言講演会と還暦祝いパーティをして、新たに生まれ変わる気持ちがより強くなったと思います。
イベントは本当に大変で疲れるけど、それ以上の喜びを受け取ることができました。
ちょうど満月で、帰り道に空を見上げると美しい月が真上に輝いていました。
一生の中でも、とりわけ深く心に残る一日になりました。
※ファッションに向き合う姿勢とセンスに全幅の信頼を置いているパーソナルスタイリスト 中原聖子さんのブログをご紹介します💖
『服を変えれば、生き方が輝く!私がはじまるファッションコーデ』