グールディングロッジの部屋に落ち着いていたところで、夫が「裏の岩山に登ろう！」と提案してきました。
ロッジのすぐ裏手に、昨日登った【Merrick Butte】より大きな岩山があり、近くて登りやすそうだから一緒に行こうと言うのです。
表に出ると、確かに近くて途中までなら登れそうだったので、一緒に行くことにしました。
岩山へ向かっていく道は、こんな感じ。
ちょうど太陽が岩の向こう側に沈んでいくところです。
夫のスマホで撮るとなぜか太陽が爆発してしまうのですが。。。（^^;>
岩山は傾斜になったところと、段になったところがあります。
この写真の青色の線のところが、段状になっています。
私は、１つめの段のところまで行って、石に座って休憩。
さすがに疲れています。
夫はまだまだ先に進みたそう(笑)
夫はひとりで、もう１段上まで登っていきました。
遠くにモニュメントバレーのButte（岩山）が見えます。
同時に背中から大きなパワーで包まれているような感覚があり、夫は私に、これを味わってほしかったんだなと思いました。
この岩山には中腹にトレイルの表示があり、道っぽいルートがありました。
夫はその道をどんどん行きたいと言うのですが、私は「行ったら帰ってこなくちゃならない」と考えてしまいます(笑)
そこで、看板の左に進めばグールディングロッジの中央を走る道に着くはずだから、そこからスーパーマーケットに寄って買い物をして帰ろうと提案。
彼は、道なき道も進みたがりますが、危険なので一緒に戻ることにしました。
こういうところは、本当に性格（思考の癖とも言える）が出ますね。
夫は、良く言えばチャレンジ精神があり、悪く言えば後先考えない。
私は逆の思考が優位ですが、今、彼の思考を取り入れようと考えています。
大きな変化なので難しくはありますが、一歩一歩、意識的に進んでいます。
私たちが登った岩山はOljato mesa（オルジャト・メサ）という巨大な岩山でした。
私が岩山で休んでいる時、目の前を横切る道があることに気づいたんですね。
その道を車で走ったら、あまり家の灯りのない場所に行けて、星が綺麗に見えるんじゃないか、と考えたんです。
明るいうちに確かめたいと思って、山を下りてから車で走ってみることにしました。
夫もその岩山の先（トレイルを右に進んだ先）がどうなっているのか、興味津々でした。
そして、車を走らせると岩山は切れ目なく続きます。
驚くほど大きな岩山だったんですね。
かなり走ったところで道が回り込んだので、夫は「このまま岩の周りを一周してホテルの道に戻れるんじゃないか」と言います。
そこで、また走ったのですが、舗装された道は砂利道になり、スマホは［SOS］マークでナビが繋がらなくなり。。。
それでも彼は行く気満々でしたが、先がどうなっているかわからないので、途中でUターンして引き返しました。
帰ってからも、彼はGoogleマップで調べて「道があるから一周できるはずだ」と主張します(笑)
私としては、地図上の道があったとしても、レンタカーで走れる道かどうかもわからないのに挑戦はできない、と思うのですが。。。（なかなか彼のような思考はできません^^;>）
無事に部屋に戻り、夕食のためにホテルのレストランへ行きました。
さすがに、３０分車を走らせてカイエンタの街まで行くのは避けたかったので。
レストランは結構人気で、２０分くらい待ちました。
お料理は思ったよりも美味しかったです。
また、窓からの景色が素晴らしく、夕日でバラ色に染まったモニュメントバレーの岩山を眺めながらのディナーでした。
素晴らしい場所で、美味しいものを食べて、すごく良い雰囲気だったのですが、
ここで問題が起きます。
彼の言葉に返した私の軽口を、彼がまともに受け止めて傷ついたようです。
その後、彼は一言も口をききません。
部屋に戻って、しばらくしてから「ちょっと話をしよう」と言われました。
彼が感じたことを話してから「こんなことなら一緒にいない方がいいんじゃないか」と言いました。
それに対して私も少し話したのですが、彼は納得している様子ではありません。
ただ、そこに電話がかかってきてしまったんですね。
彼はコンサルの仕事があって、毎日、日本と電話でミーティングやセッションをしています。
その電話だったらしく、彼は別室（クイーンベッドがある部屋）へ行って話を始めました。
私はブログを書いたりしていたのですが、月が出る０時前に星を見に行きたいと２３時過ぎに夫を誘いました。
一応、一緒に来てくれましたが、無言です。
午後に走ったOljato mesa（オルジャト・メサ）を周る道を１０分ほど走り、あまり灯りのない場所の路肩に車を停めて、星を見ました。
きれいな星空でしたが、やはり一緒に愛でる人がいないのは、つまらないですね。
早々に部屋へ引き上げました。
その後、私はお風呂に入り、夫は別室で作業をしていて出てこないので、そのままベッドに入りました。
ベッドの中で「あら、これで別れるってこともあるかしら^^」と考えたり。。。
海外旅行中って一緒に居る時間が長いから、いろいろな不満が蓄積されて、それで羽田離婚になったりするのかな～、とか。
頭ではいろいろ考えてしまうのですが、なぜか深刻にはならないんですよね。
どこかで、ちゃんと話をすれば大丈夫と思っている自分が居る。
おかげで、気づかないうちに眠りについていました。
