『誰かの役に立つ生き方』をどう思いますか?
私は、素晴らしいと思います。
それは、相手のためだけでなく、自分のためにもなります。
『誰かの役に立つこと』をモチベーションとして行動すれば、
たくさんの経験や智慧を身につけることができますし、
感謝されたり、報酬を得たり、良好な人間関係を構築できたりもします。
社会で生きていくには、とても良い生き方ではないでしょうか。
でも、それを長く続けると問題が発生するんです。
例えば、前回のブログ『思考の現実化にはタイムラグがある!』
でお話したクライアントのAさんは、
『誰かの役に立つ生き方』をしてきました。
だからこそ、職場でも頼りにされてきたのだと思います。
でも、上司が変わって同僚のBさんが俄然やる気を出して仕事をするようになったとき、
以前は、Bさんに対して「もっと仕事を受けてよ!」と言う気持ちがあったにも関わらず、
モヤモヤとした複雑な気持ちが湧いてきました。
それは、『誰かの役に立つ生き方』をしてきたAさんにとって、
Bさんがどんどん仕事をしてしまうと、自分が役に立っていないような気がするからです。
逆に言うと、積極的に仕事をしないBさんを現実化していたからこそ、
Aさんは職場で、会社(や上司)の役に立つ仕事ができていたということになります。
※周りの人も自分の潜在意識が作り出しているということは、『基本② なぜ人間関係で悩むのか?』をご覧ください。
実は、Aさんはしばらく前から、潜在意識にある『誰かの役に立つ生き方』を
意識的に変えていました。
それは、誰かの役に立つことを優先するため、自分の本当の気持ちを後回しに
してしまっていることに気づいたからです。
もともとは、パートナーシップの問題から、
もっと自分の気持ちを相手に伝えられるようになるためでしたが、
その過程で職場の人間関係も変化しました。
仕事に余裕が持てるようになり、プライベートも充実してきたようです。
人生には方向転換する時期があります。
Aさんのように、人の役に立つ生き方を続けてきた人は、
自分を大切にする方へ舵を切る時期がやってきます。
逆に、自分の想いを大切に生きてきた人は、
周りの人を尊重したり、合わせたりする方を意識する時期かもしれません。
正しさを拠り所にしてきた人は、
もっと多様な考え方を受け入れることで、ステップアップするかも。。。
この方向転換をするときに、人は迷ったり、困った現実が起きたりします。
なぜなら潜在意識が、これまでやり方では対応できない現実を作り出すからです。
方向転換があることを知らないと、「どうしてこんなことが起こるの!」と
抵抗し続けてしまうかもしれません。
もし、あなたに困った現実が何度も起きたり、
迷いから抜けることができなかったりしたら、
「人生の方向転換の時期かもしれない」と思ってみてください。
そして、そんなときは、嫌な人や困った人に注目します。
「ひどい!」
「信じられない!」
「非常識!」
などと感じるような、
顕在意識では理解できない行動をする人が、周りにいるはずです。
信じられないかもしれませんが(^^;>
実は、それが次の方向性だったりするんですよね!
:.:*:.:*:.:*:.:*:.:*:.:*:.:
■今日のポイント
困った現実が何度も起きたり、迷いから抜けることができなかったりしたら、
「人生の方向転換の時期かもしれない」と考えて、
周りの嫌な人や困った人に注目すると、次の方向性に気づけるかも^^
※詳細は、『基本② なぜ人間関係で悩むのか?』を参照ください。
:.:*:.:*:.:*:.:*:.:*:.:*:.: